2014/03/20

交換留学の実態。少人数でも仲の良い友達を作れ。

春が来たのは嬉しい。寒くないから自転車通学やジョギングがすごい楽だから。
一方で、毎年花粉症になって、鼻のむずむずと戦わなければならないからそれだけが悩み。スウェーデンやカナダに行ったときは花粉症にかからなかったから、ドイツでもならないだろうと高をくくっていたら見事にかかった。もしもボックスがあればいの一番に花粉症をこの世から消す。

日本と同様、花粉症があるドイツで生活をしているわけだが、今までの留学生活を振り返っての気づきを書こうと思う。

交換留学の主な目的はおおむね次の2つに分類されると思う。
1留学先の大学に学びたい科目がある(自分の大学にはない科目)
2留学先の国の文化・言語を学びたい(海外の文化・言語に興味がある)

今回のエントリーでは、2についての実態を書こうと思う。

実は、4年前の2010年9月から僕はスウェーデンで交換留学をした。行く前は、スウェーデンの人たちと授業をし、スウェーデンの生活を存分に味わうものだと考えていた。けれども、実際に交換留学が始まると想像とは全く違うものになった。というのも、日本人留学生と同じように、世界各国から留学生が集まっていたからだ。
確かに、授業には他国からの留学生だけでなくスウェーデン人たちもいたが、グループワーク以外、つまり授業の外で遊ぶのはもっぱらスウェーデン人以外だった。

これはちょっと考えれば分かるんだけど、スウェーデン人には既に友達がいる。第二外国語(英語)を使わなくても意思疎通ができるし、お互いによく知っている親しい友達と一緒にいたいと思うのはごく自然なことだと思う。海外から来た留学生は半年か1年ほどで遠く離れた場所に行ってしまうから親しくなっても簡単に会えなくなることが分かっているし。そういうわけで、留学生は留学生同士でかたまることが多い。
僕も交換留学で仲良くなったのは、フランス人とドイツ人、そしてスペイン人だった。

だから、現地の言葉を学ぶとは言っても、実際にスウェーデン語を話す相手は、同じように交換留学をしている他国からの学生が大半だと思う。確かに、街の雰囲気や食べ物は違うから目に見える形で海外の文化を感じることはできる。でも、例えば国民性のような、目に見えない文化を感じることは現地の人と関わらない限り、難しい。結局、現地の人の輪に入り込めなければ、交換留学とは、単に場所を移しただけに過ぎない。

じゃぁ、どうやって現地の人と交わるのか。

方法は2つある。

1つは、日本に興味のある現地人を見つけることである。
日本のことを知りたい、日本人とつながりをもちたいと思っている人は少なからずいる。中には日本への留学が決まっている人もいて、留学前に日本語の勉強をしたい人もいる。そういう人たちは、日本人への理解もあるし、お互いに言語を教え合える(Language Exchange)。1対1で会えば、会話についていけなくなることもないし、分からないところは何度でも聞き返せる。
もちろん、日本人の中にはできるだけ日本語を使いたくない人もいると思う。そんな時は、日本には興味あるけど、まだ日本語を習い始めたばかりの人を探せばいい。そうすれば言語を教え合うといっても現地の言葉、もしくは英語で会話することが圧倒的に多いから。

2つ目は、クラブ活動に参加するか団体に所属することである。
なぜ、クラブ活動に参加するのがいいかというと、共通言語があるからである。
現在、交換留学ではないが、ドイツで学生生活を送っている。英語コースだから残念ながらドイツ語を話す機会は少ない。
だから、毎週火曜日にある柔道の稽古に行っている。説明は全てドイツ語、参加する人もほとんどがドイツ人。言葉は分からなくても、柔道というトピックに関連してるから、意味を推測しやすいし、同じ言葉が何度も繰り返されるから次第に分かってくる。
柔道という共通の興味(嗜好)があるから、親近感が湧きやすい。

以上まとめると、日本に興味ある学生をつかまえる、もしくは現地の団体に所属するのが現地の文化・言語を学ぶ上で有効である。

もう1つ、日本人が留学したときにぶつかる壁というか、悩む点を指摘したい。
それが、友達を作ることである。

自分の体験談。
スウェーデンで交換留学をした当初、僕は焦っていた。周りの日本人は、いろんな留学生と関わっていてFacebookで友達になったり、一緒に遊んでる写真をアップしてたりするのに、自分はなかなかできなかったからだ。
だから、自分もいろんなイベントに参加し、ちょっと話した人に友達申請をしては友達が増えた気になっていた。
イベントでは写真をたくさん撮ってFacebookにアップするから、端から見たら友達が多いように見えた。

でも、それって後から考えるとこの上なくむなしいんだよなぁ。
Facebookの友達の数は増えるけど、後日写真を見返しても誰が誰だか分からないし、向こうから見たら自分なんて大勢の中の一人。その場限りだけで、その後は連絡をとらないことなんてざらにあった。

これって友達なんだろうか、って何度も思った。
自分が欲しいのは、Facebookの数字と他の日本人留学生に対する見栄なんじゃないかと自問した。

考えた結果、数は少なくてもずっと続く友達を作りたいと思った。
だから、イベントに参加したら、その後に定期的に会うようにした。相手の国のことが知りたいとかなんとか、適当な理由をつけて。
イベントがあれば誘って、時には自分でイベントを作って、仲の良い人と頻繁に会う機会をたくさん作った。

留学から三年経った今、未だに連絡をとっている人がいる。
今、自分は自分のやったことに満足しているし、これからも同じようなスタンスでいきたいと思っている。

確かに、最初は1人で飛び込むのは怖かった。
英語がそこまで上手じゃなかったし、相手を楽しませる自信もなかった。
同じような不安を抱えている人も多いと思う。

じゃあどうすればいいか。

そんな時は4人で会うことをお勧めする。
日本人2人、他国の人2人。これなら一人で挑んでいく緊張感とか恐怖を緩和できるし、話題とかも誰かが振ってくれる。慣れてきてから2人でいけばいいと思う。

大事なのは、数じゃなくて密度。
これから留学をしようとする人は、ぜひとも密度を大切にしてもらいたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿